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勝手口の防犯対策を忘れていませんか?
玄関や窓は防犯対策をしっかりとしているのに、勝手口は何もしていないことはないですか?
それは不審者や空き巣にとって好都合。勝手口が侵入しやすい家としてターゲットになってしまいます。
玄関や窓に比べて勝手口の防犯対策は怠りがちです。
狙われない為の勝手口の防犯対策について、警備会社に勤務しご家庭の勝手口を観てきた私が説明します。
忘れがちで油断しがちな勝手口をできる範囲で対策していきましょう。
勝手口が不審者や空き巣に狙われやすい理由
玄関や窓に比べて防犯対策が手薄になりやすい勝手口です。
具体的に勝手口がターゲットになってしまう理由には、次の3つがあげられます。
- 油断からカギを締め忘れやすい
- 勝手口は外から人目につきにくい場所にあることが多い
- ドア自体がシンプルな構造になっている
油断からカギを締め忘れやすい
勝手口は油断により鍵の閉め忘れが期待できるため、空き巣や不審者が狙いやすい扉の一つです。
玄関を通らずに外に出ることができ、日常生活では非常に便利な出入り口です。
ゴミ出しなど少しの時間で戻ってくることで、鍵をかけることがおろそかになり油断しがちになります。
防犯意識が低い場合、施錠することも忘れてしまうことが考えられます。
不審者や空き巣は、そのちょっとした隙が狙いやすくなるでしょう。
勝手口は人目につきにくい場所にあることが多い
勝手口は人目につきにくい場所にあることも狙いやすい理由の一つとなります。
玄関とことなり、勝手口は家の裏手につけられることが多く、開け閉めしても外からわかりにくい特徴があります。
勝手口の前に高い塀や植木がある場合は特に注意が必要です。
不審者や空き巣がひそむ死角ができるため、勝手口へのアクセスや工作がしやすくなります。
ドア自体がシンプルな構造になっている
玄関と比べて勝手口はドア自体がシンプルな作りになっていることも、不審者や空き巣に狙われやすい理由の一つです。
薄いアルミやガラスでできている場合、簡単にドアをこじ開けられたり、ガラス破りも難しくありません。
さらにガラス部分からは音漏れや照明の有無で留守かどうかなど、外から中の情報をえることができてしまいます。
また玄関は2重ロックなのに、勝手口の鍵は1つだけというお住まいも多いのではないでしょうか。
2重ロックにくらべて解錠工作がしやすいといえます。
勝手口での侵入手口
勝手口での主な侵入手口はどのようなものがあるのでしょうか。順番に見ていきましょう。
1.無締りによる侵入
ゴミ出しなどの短時間の外出でも勝手口扉の鍵をかけていなければ簡単に侵入されてしまいます。
警察庁の統計でも勝手口にかぎらず、出入り口のカギの閉め忘れによる侵入は最も多いことがわかっています。
施錠がされているかされていないかの確認もノブをさわるだけで簡単です。
無施錠であれば、隙を少なく犯行におよぶことができます。
2.扉のこじ破り
勝手口の隙間にバールなどを押し込み無理やり扉を開ける手口です。
とくに鍵付近の枠の隙間が狙われやすくなっています。
3.ガラス破り
勝手口にガラスがはめ込まれているドアはガラス破りされることがあります。
扉のガラスの部分を破り、手や道具を入れてサムターンをまわして解錠する手口です。
4.ピッキング
ピッキングはカギ穴にピックと呼ばれる特殊工具を差し込んで解錠する手口です。
扉を破壊せず痕跡が残りにくいため、勝手口から侵入されていても気がつきにくい特徴があります。
5.サムターン回し
外側からドリルで穴を開けたり、ドアの隙間から特殊工具を差し込んでサムターン(ドアの内側についているロック用のつまみ)を回して解錠する手口です。
6.カム送り
シリンダーのリングを浮かせ、浮かせた隙間に針金などを差し込みカムという部品を動かして解錠する手口です。
勝手口への侵入を防ぐ防犯対策
空き巣や不審者による勝手口への侵入を防ぐ防犯対策を紹介します。
扉や鍵の改造が必要となる対策もありますが、できることから始めてお住まいの防犯レベルを上げていきましょう。
1. カギの施錠は確実にする
ゴミ出しなどの短時間の外出でも勝手口のカギを締めることを徹底しましょう。
施錠に対する意識をかえることが防犯に一番かんたんで重要な対策となります。
2.補助錠を取りつける
警察も推奨している1ドア2ロック(1つのドアに2つのカギをつける)も勝手口の防犯対策に有効です。
後からでも取り付け可能な補助錠が市販されています。設置することで扉の開放に時間をかけさせることができます。
3.防犯性の高いカギに変更する
ピッキンングに強いディンプルキーに変更することは効果的な勝手口扉の防犯対策になります。
ディンプルキーは鍵に丸いくぼみがあるのが特徴です。
カギ穴内部の構造が複雑になっているため、侵入に時間をかけさせることができます。
4.ガードプレートを取りつける
ガードプレートとは扉と扉枠の間の隙間を埋める防犯用の金物です。
バールによるこじ開けやカギの破壊解錠を防ぐことができます。
5.サムターンカバーを取りつける
鍵のサムターンを覆うサムターンカバーも勝手口扉の防犯対策として効果的です。
特殊工具を差し込まれてもサムターンを回すことができず、不正解錠を防ぎます。
粘着テープで貼り付ける商品が多く簡単に取りつけができます。
6.面格子を取りつける
格子の目が細かいほど工具や手が入りづらく、見た目の犯罪抑止効果があります。
防犯性試験に合格した建物部品にのみに貼られるcpマークがついている面格子を選ぶとより安心です。
7.防犯ガラスにしたり防犯フィルムを貼る
ガラスが使われている勝手口扉であれば、ガラス部分は防犯ガラスにしたり、防犯フィルムを貼ることも防犯対策として効果的です。
ガラス破りに時間をかけさせることができます。面格子と同様にcpマーク認定の商品を選ぶとよいでしょう。
8.防犯用砂利を敷いたり、防犯アラームやセンサー付きライト、防犯カメラの設置
犯人の嫌がる音や光で犯行を諦めさせましょう。
勝手口の周りに防犯砂利を敷き詰めればそこを歩くと大きな音がします。
またセンサー付きライトは夜間の防犯に効果的です。
9.勝手口の周辺を片付ける
勝手口の近くに植木や物が置いてある場合、死角になることがあります。
移動させるなどして、勝手口の見通しを良くすることで死角が少なくなり効果的な防犯対策となるしょう。
10.ホームセキュリティの利用
警備会社のホームセキュリティの利用も勝手口の防犯対策に有効です。
ちょっとした外出でも、スマホをつかった遠隔操作で勝手口のセンサーを作動させ警戒することができます。
また警備会社のステッカーを勝手口に貼ることで犯罪抑止としての効果があります。
まとめ
勝手口は玄関を通らずに外に出られるので非常に便利です。
しかし何も防犯対策をしていなければ、不審者や空き巣にとって都合のよい侵入経路の一つとなってしまいます。
勝手口はカギの閉め忘れも多いため、まずはカギの施錠は確実にしていくとよいでしょう。
できることから勝手口の防犯対策をすることがおすすめといえます。
勝手口をより信頼できる防犯対策をしたい、近くで空き巣被害が発生している場合は、警備会社のホームセキュリティサービスの導入も検討してください。
ホームセキュリティサービスを導入すれば、万が一のときに十分な訓練を受けた警備員がその場に駆けつけるため安心です。