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ホームセキュリティの警備員は何分でくる?駆けつけしてもらうには?元警備員が解説!

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ホームセキュリティ警備員のアイキャッチ

体感治安の悪化のためか、ホームセキュリティの利用を考える方が増えています。

でも警備員は何をして、何分で駆けつけてくる?と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。

私は警備会社に十数年勤務し、警備員の駆けつけ対応も経験してきました。

ホームセキュリティの警備員ができること、駆けつけてもらう方法、何分でくるのかについて解説しました。

警備員の役割がわかり、ホームセキュリティを利用を迷っている方の判断の材料になるかと思います。

ホームセキュリティの警備員ができること

ホームセキュリティは24時間眠らずご利用者とお住まいを見守り、異常があれば警備員が駆けつけます。

ホームセキュリティの警備員ができることはご利用者とお住まいの安全をすばやく確認し、被害を少なくすることです。

具体的には次のような行動をします。

  • 防犯・防災センサーが反応した家に駆けつける
  • ご利用者とお住まいの安全を確認する
  • 状況により警察、消防の協力を仰ぐ
  • ホームセキュリティが問題なく動作できる環境にする

 

警備員は何分で来るのかを解説

「警備員は何分で駆けつけるのか」と疑問に思うことはないでしょうか。

多くの警備会社では警備員の駆けつけ時間の目安は教えてもらえますが、明確には答えることをしていません

渋滞など交通事情に左右されることで到着の時間がかわることがあるためです。

警備員には警察や消防のような特別な権限はなく、警備拠点から出動した警備員は信号を守って駆けつけます。

しかし、駆けつけに時間制限がないとすると、ホームセキュリティの必要性を感じない方も多いでしょう。

実は警備員はお住まいまでの到着時間が法律で決められています。

 

法律上は25分以内に到着

警備員は警備業法により異常発生の信号受信から到着までの時間を決められています。

事件の発生から時間がかかるほど状況は悪くなり、素早い到着を求められているからです。

具体的には警備業法施行細則の第5条に記載されています。

第5条 法第43条の規定による警備員、待機所及び車両その他の装備の配置は、基地局において盗難等の事故の発生に関する情報(以下「異常発信」という。)を受信した場合に、その受信の時から25分以内に当該現場に警備員が到着することができるように行わなければならない。ただし、へき地等に所在し、かつ、基地局において異常発信を受信した場合に近隣に居住する管理者に連絡して事実の確認をする等必要な措置を講ずることができると公安委員会が認定した警備業務対象施設に係る警備員、待機所及び車両その他の装備の配置については、この限りでない。

罰則はありませんが、違反が続くことで行政処分の可能性や安心を提供する警備会社としての信頼を失う可能性があります。

そのため警備会社はこの時間を守るだけでなく、より早く駆けつけることを最優先としています。

ひろす103
ひろす103
勤務していた警備会社では事業所ごとに駆けつけ時間が競われ、時間短縮が意識されていました。当時の事業所では平均10分〜13分で駆けつけていた記憶です。

 

警備拠点との距離でも到着時間がかわる

警備員は警備拠点から出動してお住まいに駆けつけます。

お住まいと警備拠点までの距離が遠いほど、駆けつけの到着時間は遅くなってしまいます。

ホームセキュリティを選ぶときは、警備拠点までの距離と到着時間の目安を確認しておくことが重要です。

参考までに代表的な警備会社の拠点数を一覧にしました。

警備会社を拠点数で比較

警備拠点数が多いほど、お住まいに近い拠点が設置されている可能性があります。

なるべく警備拠点とお住まいの近いホームセキュリティを選ぶことで、すばやい警備員の駆けつけに期待できるでしょう。

 

警備員に駆けつけしてもらう方法

ホームセキュリティで警備員に駆けつけしてもらう方法を説明します。

ホームセキュリティのセンサー反応で駆けつけ

ホームセキュリティの防犯センサー、防災センサーが反応した場合、警備員は駆けつけに向かいます。

防犯センサーは外出時やおやすみ時など任意で作動させることが可能です。

また、火災、ガス漏れなどの防災センサーは常に自動監視しています。

警備会社はセンサーの反応を事件の発生と認識してオペレーションを開始します。

たとえ誤動作や誤作動でも駆けつけるため、驚くことがあるかもしれません。

 

ホームセキュリティ利用者の緊急事態で駆けつけ

次のような緊急事態に警備員は駆けつけに向かいます。

  • 不審者が入ってきたなど緊急SOSの非常通報のボタンが押された
  • 怪我や病気で救急の助けを求める救急通報ボタンが押された

一般的なホームセキュリティでは非常時に警備会社に通報できる非常通報ボタンが標準装備されています。

助けがほしいときに押すだけでSOSを出すことができ、警備員がお住まいに駆けつけます。

 

個別の出動要請で駆けつけ

個別に警備会社に連絡することで駆けつけ要請できるホームセキュリティがあります。

たとえば外出中に鍵を落として家に入れない場合や内ロックで家から締め出されてしまった場合などに要請することで、警備員が駆けつけ鍵を開けてもらうことができます。

緊急事態以外でも困った時にできる駆けつけ要請は、いざという時に便利に利用できるでしょう。

ただし個別の出動要請は有償での対応となることが多く、アルソックでは1回ごとの出動につき3,300円の出動料金がかかる点などは注意しておく必要があります。

 

まとめ

ホームセキュリティを利用するにあたり、警備員ができること、駆けつけてもらう方法、どれくらいで駆けつけるのかについて説明してきました。

まとめると次のようになります。

  • 警備員はご利用者の安全確認と被害を最小限にするために駆けつけます
  • 駆けつけから到着までの時間は法律上は25分以内ですが、警備会社はより早く到着することに努力しています
  • 駆けつけは警備拠点からの距離で到着時間がかわります
  • 警備員は各種センサーの反応、SOS時、個別の要請で駆けつけしてくれます

いざという時、駆けつけてもらえるのは頼もしく安心できるのではないでしょうか。

ピンチのときに誰かに来てもらいたいとお考えでしたら、ホームセキュリティの利用はおすすめといえます。

 

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