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【火事のパニックを気にしない】ホームセキュリティでできる火災対策

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「ホームセキュリティでできる火災対策とはどんなもの?」

このような疑問をお持ちではないでしょうか。

私は警備会社に十数年勤務し、ホームセキュリティユーザーの火災対応も経験してきました。

本記事ではホームセキュリティの火災対策、とくに火災初期に効果的であることを説明します。

火災発生時にホームセキュリティでどのようなことができるかわかります。

ホームセキュリティ利用の判断材料になるでしょう。

 

火災は初期消火が重要

火災はおきないことが理想ですが、何かのタイミングで発生することがあります。

予期しない火災が発生した場合、初期消火を適切に対応することが重要です。

総務省の資料では天井に火が燃え移る前であれば、避難の前に初期消火をすることで被害を最小限にできるとされています(総務省消防庁:初期消火参照)。

初期消火のためには早く火災の発生に気がつく必要があります

 

住宅用火災警報器の設置で火災に早く気がつく

住宅用の火災警報器があれば火災の発生に早く気がつくことができます。

煙や火を検知して警報をならすことができるからです。

火災警報器は寝室と寝室につながる階段への設置が必要とされています。

罰則はないものの条例により設置が義務となっている地域もあります。

条例の有無に限らず、初期消火をスムーズに行うことができる利点のためにも住宅用の火災警報器は設置しておくとよいでしょう。

 

お住まいには住宅用消化器を常備

住宅用の消化器の写真

火災の初期にすぐ消火できるように、お住まいには住宅用の消化器を常備しておきたいところです。

住宅用と業務用の表記がありますが、一般のお住まいでは普通火災、油火災、電気火災に対応できるABC粉末消火器の表記がされていれば適切です

住宅用の消化器はコンパクトで軽いものもあり、女性でも扱いはむずかしくないので常備しておくとよいでしょう。

 

ホームセキュリティでできる火災対策

ホームセキュリティでは火災が発生した時に有効な機能があります。可能となる火災対策はどのようなものか説明します。

火災警報で初期消火を促すことができる

ホームセキュリティの火災警報器は一般的な住宅用火災警報器と同様に火や煙を検知して警報をならすことができます。

無防備な就寝中や調理中に火をつけっぱなしで別のことに没頭している状況でも、警報音が危険を知らせてくれます

警報をもとに初期の火事に気がつくことで初期消火もスムーズに行うことができるでしょう。

 

火災で混乱しても対応できる火災の検知

ホームセキュリティの火災警報器は火や煙を検知すると警報を鳴らして、お住まいに火災の発生を知らせてくれます。

一般的な住宅用火災警報器と異なるのは、警報を鳴らすだけではないという点です。

ホームセキュリティと連動しているので、警備会社へ通報して助けを呼ぶことができます

たとえば火災警報器が鳴動すると、台所で大量の煙が出ていたり、タバコの吸い殻から盛大に火が出ていたり、普段では見慣れないご自宅の光景にパニックになるのではないでしょうか。

慌てて消火をすることに集中し、助けを呼ぶことや避難を呼びかけることが難しいこともあるでしょう。

 

また就寝時や無人など自分での対応が難しい火事のときでも、ホームセキュリティはお住まいのSOSを自動で出すことができます。

火災時の人の混乱とは無縁に助けを呼べることがホームセキュリティの有効な火災対策の一つです。

 

ホームセキュリティで使う火災警報器

火災の初期の警報や自動通報で助けを呼ぶことができる点がすぐれているホームセキュリティの火災対策です。

一般的には3種類の警報器が利用されています。それぞれの特徴をかんたんに説明します。

煙感知の火災警報器

煙を感知する火災警報器は多くのホームセキュリティで利用されています。

火災初期の煙が出ている状態を感知して警報をならし、警備会社に自動通報します。

煙感知の火災警報器は台所や寝室、階段などで使うことができます。

 

熱感知の火災警報器

熱感知の火災警報器は一定の温度以上になると警報をならし、警備会社に自動通報します。

煙感知の火災警報器では誤作動しやすい環境、たとえば湯気がこもりやすい狭い台所、結露しやすいエアコンの通風口付近などは熱感知の火災警報器もおすすめです。

 

ガス漏れ警報器

防災としてガス漏れ警報器のあるホームセキュリティがあります。

ガス漏れを検知すると警報の鳴動と警備会社へ自動通報します。

お住まいがオール電化なら不要ですが、料理中に火を消し忘れ、鍋のふきこぼれ経験がある場合、ガス漏れ警報器も設置しておくと安心できるでしょう。

 

家庭で使うガスには空気より重いプロパンガス(LPガス)と空気よりも軽い都市ガスがあり、それぞれに警報器の種類や設置方法が異なります。

利用予定のホームセキュリティがある場合、使っているガスに対応できるか確認しておく必要があります。

例えばセコム、アルソック、CSPのホームセキュリティはプロパンと都市ガスどちらも対応できます。関電SOSは都市ガスのみの対応が可能です。

 

火災対策でのホームセキュリティのメリット

ここからはホームセキュリティが火災対策に役にたつ、次のメリットを説明します。

  • 防犯機能と防災機能をかねそなえている
  • 火災警報器の状態を監視できる
  • 火災時の補償があるホームセキュリティ

順番に確認していきましょう。

防犯機能と防災機能をかねそなえている

ホームセキュリティは侵入してからの放火に対しても対策になります

防犯機能と防災機能をかねそなえているからです。

侵入の痕跡を消すために放火する凶悪な事件もニュースで目にすることがあります。

ホームセキュリティは侵入にたいして警報、通報をするので抑止と被害拡大を防ぐことが可能です。

不審者に仕事をさせにくくすることで、お住まいがより安全になり不安を感じることが減るでしょう。

 

火災警報器の状態を監視できる

市販の住宅用火災警報器の場合、いつ取りつけたのか、取り付けたことすら忘れていることはないでしょうか。

火災警報器は利用期限があり、故障していたり電池切れしていたりもないとはいえません。

ホームセキュリティの火災警報器は警備会社が管理しています。

ホームセキュリティと連動しているため、警備会社で火災警報器の状態を監視して管理できます

電池切れや機器の故障、火災警報器の利用期限切れなどメンテナンスの対応もお任せでき、いざという時に故障で役に立たないといったことが防げます。

高齢の方のお住まいや機械の扱いが苦手な方でもお任せできる点で火災対策としてすぐれているといえます。

 

火災時の補償があるホームセキュリティ

万が一の火災時に被害の補填があるとありがたいのではないでしょうか。

しかし、すべてのホームセキュリティにおいて火災補償が用意されているわけではありません。

火災時の補償のある代表的なホームセキュリティを紹介します。

警備会社名

火災の補償

公式サイト

セコム

建物損害時、最大100万円まで補償

セコム公式サイト

アルソック

火災、盗難に一律10万円の見舞金

アルソック公式サイト

CSP

火災センサー設置条件で最大10万円の建物火災見舞金給付

CSP

 

まとめ

火災対策として一般的な住宅用火災警報器の設置と家庭用の消化器も用意しておくことは重要です。

しかし実際の火事を目の前にすると混乱して火災の対応が難しいこともあります。

ホームセキュリティは専用の火災警報器と連動し、パニックに関係なく助けを呼ぶことができます。

警備会社の火災時のオペレーションと公共機関への通報で、火事による被害拡大を抑えることに期待できるでしょう。

火災報知器の管理メンテナンスの対応、被害発生時の補償もいざという時に安心なメリットがあります。

火災対策としてホームセキュリティを有効に活用することがおすすめといえます。

 

なおホームセキュリティは火災対策だけではありません。その他の機能についてはこちらに記事にしています。

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