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ホームセキュリティの基本性能と使い方!出来ることと出来ないことを元警備員が解説

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ホームセキュリティの基本性能と使い方と出来ることできないことのアイキャッチ

セコムやアルソックなどホームセキュリティの基本性能や使い方がみつからない、調べてもよくわからないとお考えではないでしょうか。

「ホームセキュリティは基本的に何ができる?」

「使い方はかんたん?」

このような疑問について解説します。

私は警備会社に十数年勤務し、ホームセキュリティをはじめるユーザーに使い方やできることを説明してきました。

一般的なホームセキュリティの基本性能や使い方、出来ることがわからず利用を迷っていたら解決できるでしょう。

 

なおホームセキュリティの通報するプロセスや仕組みについてはこちらにまとめています。

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ホームセキュリティはどんな仕組み?元警備員が基本を解説!

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一般的なホームセキュリティの使い方

ホームセキュリティの使い方

警備会社は何社もありますが、一般的にどのホームセキュリティもかんたんに使えるように作られています

基本操作として覚えておくことは4つのボタン操作のみです。

 

ホームセキュリティの基本性能を使う4つのボタン

多くのホームセキュリティ機器には操作の中心となる4つのボタンがあります。

ポイント

  • 在宅ボタン
  • 外出ボタン
  • 非常ボタン
  • 解除(リセット)ボタン

この4つのボタン操作だけで問題なくホームセキュリティを使うことができるでしょう。

 

ボタン操作で起動するホームセキュリティの機能

一般的なホームセキュリティの基本機能を解説します。

外出ボタン

ホームセキュリティのすべての防犯用センサーを作動させるボタンが「外出ボタン」です。

ボタンといっても非接触のICカードをかざすパネルやICスティックなどの差し込み口などホームセキュリティによって異なる形状をしています。

家中すべての防犯用のセンサーを作動させる外出状態にすることができ、無人の家を最大限に警戒することができます

外出した後のお住まいの監視はホームセキュリティの基本性能の一つです。

 

在宅ボタン

ホームセキュリティセンサーの一部が作動した在宅状態にするボタンが「在宅ボタン」です。

一般的に空間を監視するセンサー以外のすべての防犯用センサーを作動させます。

実は外出中に不審者に侵入されるよりも、在宅中に不審者に入られる方がはるかに危険です。

家の中では寝ていたり何かに没頭していたりと無防備な状態にあることが多いからです。

在宅ボタン操作は家の中での無防備な状態でもホームセキュリティのセンサーが監視し守ります。

在宅中のお住まいの監視は重要なホームセキュリティの基本性能の一つです。

 

ちなみに空間を監視するセンサーを作動させない理由は、家族やご本人が家の中を移動するだけでセンサーが反応してしまうからです。

在宅中でも空間を監視するセンサーを作動させたい場合、セコムなど一部のホームセキュリティでは設定の変更で対応できることがあります。

 

非常ボタン

ボタンを押すだけで警備会社にSOSを出すことができます。

不審者が入ってきた、セールスが帰らない、家の周辺に不審者がいるなど、多くの不安や緊急事態に対応できるのが非常ボタンです。

セコムなど多くのホームセキュリティでは不審者を刺激しないように音がでないように設定されています。

ホームセキュリティの非常ボタンは警察通報するべきか判断に迷うとき、警備会社を間にはさむことができる重要な基本性能の一つです。

ホームセキュリティの非常通報についてもう少し詳しくはこちらにまとめています。

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ホームセキュリティの非常通報でできる防犯対応とは?

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解除ボタン

どのホームセキュリティも解除(リセット)するボタンがついています。

在宅状態のセンサー作動を止めたり、誤作動で警報を鳴らしてしまったりした時の停止やリセットに使います。

外出ボタン、在宅ボタンと同じくらいよく使うボタン操作になるでしょう。

 

その他のホームセキュリティの機能

その他にもオプションで追加できるホームセキュリティの機能があります。

火災

火災センサーとホームセキュリティを連動させ、火災で助けを呼べないときに自動でSOSを出してくれます。

基本的に自動で反応して自動で通報し、自分で操作することはありません。

多くの警備会社ではオプションですが、セコムは基本性能として標準で利用できるようになっています。

ホームセキュリティでできる火災対策をもう少し詳しくこちらにまとめています。

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【火事のパニックを気にしない】ホームセキュリティでできる火災対策

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見守り

離れて暮らす高齢者を見守る機能は多くのホームセキュリティがもっています。

見守り用のホームセキュリティ環境をつくることで、高齢者が長時間動けない状態になっていないか見守ることができるようになります。

ホームセキュリティの見守りについてもう少し詳しくはこちらにまとめています。

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救急(緊急)

体調不良や怪我など助けを呼びたいときにボタン操作で警備会社に救急のSOSを出せる機能です。

高齢者や病気の方がSOSすることで、警備員が駆けつけます。

救急車を呼ぶほどではない、でも助けが欲しいといったときに便利に使えるホームセキュリティの機能です。

ホームセキュリティの救急についてもう少し詳しくはこちらにまとめています。

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ホームセキュリティの救急(緊急)通報とは?「こんな時に便利」を解説!

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ホームセキュリティでできること

ホームセキュリティの抑止で避ける不審者

ホームセキュリティができることは火災やガス漏れ、侵入などの監視、高齢者の見守りや非常時のSOS対応です。

ホームセキュリティからの信号をもとに警備員が駆けつけ、状況に応じて警察、消防に通報してくれます。

ホームセキュリティは機械で監視できるので、24時間365日休むことがありません。

でもホームセキュリティの最大の目的は「犯行の抑止効果」と「被害を最小限にする」ことにあります。

 

犯行の抑止効果

ホームセキュリティを利用していることで、不審者が侵入しようとしても警報音や通報で警備員、警察がすぐにきてしまうと思わせることができます。

犯行を諦めさせる抑止効果に期待ができるでしょう。

一方で「ホームセキュリティがあるとかえって狙われる」という噂を聞くことがありますが、警備会社に勤務していた経験では「無い」といえます。

こちらにも記事にしています。

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ホームセキュリティは防犯に逆効果?かえって泥棒にねらわれる説の真偽

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被害を最小限にする

ホームセキュリティを利用していることで、不審者が侵入したとしても仕事をさせません。

不審者は警報音の威嚇で何も取らずに逃げることもあります。

また、警備員や警察がすぐに来ることで不審者の仕事を妨害し被害を最小限にすることもできます。

被害を最小限にすることはホームセキュリティの大きな目的の一つです。

 

ホームセキュリティでできないこと

ホームセキュリティと警備員のできないこと

ホームセキュリティと駆けつける警備員では出来ないことがあります。順番に確認しましょう。

泥棒を「捕まえる」ことは難しい

センサーが反応した後に警報の鳴動と通報をするので、不審者は逃げる可能性が高いです。

駆けつけた警備員は逃げていく不審者を追いかけることはしません

ユーザーやユーザーのお住まいの安全確保が最優先となるからです。

またホームセキュリティをつかって不審者を罠にかける、閉じ込めるといった使い方もできません

ホームセキュリティは泥棒や不審者を捕まえることは出来ないと考えて間違いはないでしょう。

 

駆けつけた警備員には特別な権限はない

駆けつけた警備員は警察官と違い特別な権限はもっていません

ホームセキュリティの通報で駆けつけるときも赤信号を守って急行します。

敷地の管理者にかわり不審者には任意で事実を確認することはできますが、手錠のようなものを使って拘束したり職務質問したりする行為はできません。

ただし、警備員は一般の人がもつ権利はあります

不当に攻撃されれば正当防衛の範囲で対応し、現行犯逮捕ですみやかに警察に引き渡すことはできます。

警備員は警察と共同で対応したり捜査協力をしたりすることで、ユーザーの安全と安心の確保に努めることになります。

警備員の行動や駆けつけ時間などについてはこちらにもまとめています。

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ホームセキュリティの警備員は何分でくる?駆けつけしてもらうには?元警備員が解説!

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まとめ

一般的なホームセキュリティの基本性能と使い方、出来ることと出来ないことを説明してきました。

どこのホームセキュリティもかんたんに使えるように作られています。

普段からよく使う操作は次の3つだけになるでしょう。

  • 家を留守にする外出状態の操作
  • 在宅で家にいる時や寝る時の操作
  • センサー作動を切ることや誤作動のリセットに使う解除操作

ホームセキュリティの大きな目的は「犯行の抑止効果」と「被害を最小限にする」にあります。

また出来ないこととして「泥棒を捕まえる」「警備員は特別な権限がない」点は意識しておく必要があるでしょう。

以上のことをもとにホームセキュリティの利用を検討してみてください。

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