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不審者?誤作動?ホームセキュリティで判断できるセンサー配置と組み合わせ

不審者?誤作動?ホームセキュリティで判断できるセンサー配置と組み合わせアイキャッチ

防犯のホームセキュリティは、センサーの反応で人なのか誤作動なのか判断することになります。

ホームセキュリティ本体とセンサーを設置し、運用を始めるとこんなことが発生します。

「なんかセンサーが反応した。」

「あれ、警察呼べばいいのかな?本当に不審者なの?」

「どうすればいいの?」

警備会社であればベストな判断をして対応してくれますが、もし自作のホームセキュリティ環境ではそういうわけにはいきません。

とくに夏は虫や生き物がよく動きまわり、空間を監視するセンサーの誤検知(人以外の反応)も増えてきます。

警備会社に十数年勤務しホームセキュリティの警備計画も提案してきた私が、センサー配置と組み合わせ、最低限必要なセンサー個数について説明します。

センサーの反応だけで不審者なのか、誤検知なのか判断できるようなホームセキュリティ環境を構築できるでしょう。

 

センサーの組み合わせと設置場所

センサーを最適な場所に設置しておけば、そのセンサーの反応の仕方で不審者が家に入ってきているかどうか判断することができるようになります。

センサーの組み合わせ

この組み合わせでホームセキュリティを作ることをおすすめします。

ドア、窓の開閉を監視するセンサー+空間を監視する人感センサーかカメラ

この組み合わせにする理由は、ホームセキュリティの反応の仕方で不審者や侵入者がいるのかいないのか判断できるからです。

不審者がドアや窓をあければ開閉センサーが反応、さらに家の中に入ってきて動き回れば空間を監視する人感センサーやカメラが反応となります。

連続してこの2種類のセンサーが反応するならば、警察に通報するのがベストです。

ちなみに今の説明の中で「開閉センサー、人感センサーってなんだ?」とおもわれましたら、こちらの記事に詳細をまとめていますのでご参照ください。

パナソニックのホームセキュリティで使うセンサーってどんなもの?具体的に説明します。

 

センサーを設置する場所

センサーを設置する場所についてまとめます。

ポイント

  • ドア・窓に設置
  • 家の中に設置

注意すべき点もありますので順番に説明します。

ドア・窓に設置する

ドア、窓には開閉を監視するセンサーを設置します。

外から簡単に人が入ってこれる1階は特に重要で、人が入れるすべてのドア、窓に開閉センサーを設置しましょう。

また、外から見てカーポートや階段で2階のベランダにのぼりやすいようであれば、そのベランダの窓にもセンサーを設置します。

 

家の中に設置する

家の中には空間を監視する人感センサーや屋内カメラを設置しておくことで動くものを監視します。

玄関、廊下、リビング、二階の廊下、外から入ってきた侵入者が通りすぎるであろう場所に人感センサーもしくは屋内カメラを設置します。

パナソニックのホームセキュリティなら屋内にカメラを設置しておくとよいです。インターネットを経由して家の中の様子が確認できるカメラがあります。

 

さけるべき組み合わせ

ホームセキュリティの環境を作るとき、さけるべきセンサーの組み合わせがあります。

ポイント

  • ドア、窓の開閉を監視するセンサーだけでホームセキュリティを組む場合
  • 空間を監視する人感センサーだけでホームセキュリティを組む場合

特に外出の警戒状態にした時に注意が必要です。

順番に説明します。

 

ドア、窓の開閉を監視するセンサーだけでホームセキュリティを組む場合

外出後センサーが反応しても、侵入者が開けたのか、閉め忘れその他の理由で開いてしまったのか、実際に確認しないと判断がつかない為です。

たとえば、内部を監視するセンサーがあれば侵入者が入って動きまわった時に追加で反応を通知してきます。

ところが開閉を監視するセンサーだけの環境だと追加の反応がありません。

人なのか、たまたまドア窓が開いてしまったのか遠隔で判断ができない環境になってしまいます。

 

空間を監視する人感センサーだけでホームセキュリティを組む場合

外出後センサーが反応しても、人なのか、虫、エアコンによる温度変化などによる反応なのか判断がつきません。

とくに夏場は虫や動物の活動も活発になり、空間を監視する人感センサーは反応しやすくなります。

開閉センサーがあれば人間と判断しやすいですが、人感センサーだけだと人なのか別の要因なのか遠隔で判断しにくい環境になってしまいます。

 

最低限ほしいホームセキュリティのセンサーの個数

ドア・窓の開閉を監視するセンサーと空間を監視するセンサーが必要なこと、組み合わせも重要であることを説明してきました。

ここからは最低限ほしいセンサーの個数を平屋の戸建てを例にかんたんにまとめます。

センサー種類

設置場所例

必要数の例

ドア・窓の開閉を監視するセンサー

人が通れる大きさの1階の玄関・窓

玄関1枚・窓5枚なら6個

空間を監視するセンサー

玄関・リビング

玄関・リビングで2個

2階建で外階段があったり、のぼれそうな木やカーポート脇にベランダがあるなら2階の窓分のセンサー追加、空間を監視するセンサーも1〜2個追加します。

家の大きさや守りたい部屋の数によってセンサーを追加していくと防犯レベルの高いホームセキュリティの環境にしていくことができるでしょう。

 

まとめ

センサーの組み合わせと最適な場所に設置することで、人なのか誤動作なのかの判断がしやすくなります。

もういちどおさらいでまとめると

ポイント

  • ドア、窓の開閉を監視するセンサーと空間を監視するセンサー、カメラを組み合わせて最適な場所に配置する
  • さけるべきセンサーの組み合わせを意識する

上記を参考にホームセキュリティを構築すれば有効に運用できるようになります。

その他ホームセキュリティ環境のプランニングもふくめた運用方法についてはこちらにまとめています。

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以上、「不審者?誤作動?ホームセキュリティで判断できるセンサー配置と組み合わせ」でした。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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