
こんにちはひろすです。
警察庁が配布している資料に侵入、空き巣の統計を取ったものがあります。
その資料によると侵入窃盗は平成14年をピークに年々減少しているとのことです。平成30年は全国で31505件、前年比では14.9%減少、1日あたり81件となっているそうです。
そんな中、今朝のニュース番組で一軒家に住んでいた夫婦が不審者に侵入され、家の中で奥さんが刺され亡くなったといったニュースが流れていました。
犯人らしき男は、その何時間か後に逮捕されたそうです。
とても痛ましい事件だと思います。
ご自宅の映像も流れ、コンクリート壁の小さなビルのような頑丈そうな建物でガレージもあり、とても住みやすそうな一軒家でした。
ただ何らかのセキュリティを入れている様子はみられず、今回はご主人が重症を負いながらも警察に通報した状況だったとのことでした。
もし、侵入者が窓やドアを開けた時点でだれかが気づいて通報していたら、少しは状況も変わったかもしれないと思いました。
侵入、空き巣の被害は減りつつある状況ですが、まだまだ多いと感じています。もっと多くの家庭に、ホームセキュリティが普及すればいいなと考えているのです。
前置きが長くなりましたが、今回はホームセキュリティを自宅に導入するにあたって、大手警備会社と自作した場合のメリット、デメリットを記載し比較してみました。
警備会社のホームセキュリティ
警備会社にセキュリティを任せるメリット
警備会社の機器で、セキュリティのプロに監視、管理してもらえる安心感があります。具体的には下記の点です。
- 火災発生、非常時の通報、侵入者の対応、機器のメンテナンスといったことを全て一括で管理して対応してくれる。
- どこの会社の警備員も警備業法という法律によって半年に一度は専門の教育を受けることを義務付けられていて、現場の隊員は専門家として常に訓練されている。
- 自分で非常時に対応する必要がなく、専門家に任せることの利便性と安心感がある。
- 盗難保険が用意されていて、被害があった場合も一部の保証を受けることができる警備会社もある。
警備会社にセキュリティを任せるデメリット
デメリットもないわけではありません。個人的な主観も入りますが下記の点。
- 導入に設置工事費や保証金といったまとまった金額がかかることと、月々の契約料金がかかる。ちなみにセコムでは機器をレンタルではなく買取とすると月々の契約料金は安くなります。
- 自宅の鍵を警備会社に預けることになる。
- 機器の故障、センサーの誤報、誤作動であっても現状回復と状況確認の為、警備員が家の中に入ってきてしまう場合がある。
上記のようなメリット、デメリットを踏まえた上でホームセキュリティ導入の選択肢にいれることはよいかと思います。
自作のホームセキュリティ
今は防犯グッズや機器が増え自分でホームセキュリティの環境を作ることも可能になってきました。
自作ホームセキュリティのメリット
- 安い。これが一番のメリットですね。
- 自分で環境をカスタマイズできる。
- IoTの流行により、インターネットとスマートフォンを利用して外出先から自宅のカメラの操作をしたり監視できる機器が増えて利用できるようになった。
- スマートフォンのおかげで、警察や病院へ通報したい時などの非常時の通報手段が増えて操作も簡単になった。もはや、非常通報用の装置はいらないかも。
自作ホームセキュリティのデメリット
- センサーや機器は手に入れて実際に使ってみるか、メーカーの資料を事前によくしらべてから設置しないと使いづらくて、防犯効果も下がる場合がある。
- 自分で侵入者があった時や、万が一の時の対応をしなければならない。
- 機器の故障、メンテナンスも自分でしなければならない。
上記のようなメリット、デメリットを踏まえた上で自作のホームセキュリティも導入の選択肢とすると良いかと思います。
当ひろすブログではホームセキュリティ環境を自作して紹介しています。
ぜひ参考にしていただければと思います。
ホームセキュリティ環境を自作する全ての手順と運用まとめ【パナソニック スマ@ホーム】
ホームセキュリティを導入することによる大手、自作ともに共通のメリット
それぞれのデメリット、メリットを比較としてご説明してきました。
いずれのホームセキュリティでも、空き巣、侵入者に対して自宅への犯罪機会を減らす効果があります。
それは家が無人となっても、センサーが反応すれば警報を鳴らし関係者に連絡通知することができる為です。
犯罪目的の者には、何も防犯対策していない家に入るより自分が捕まるリスクが高いと思わせることで抑止にもなります。
これはどちらにも言える共通のメリットです。
まとめ
ホームセキュリティを利用するとした場合、警備会社と自作のどちらが良いかと言われれば警備会社にお任せするほうが安心です。
それは日本においてはセコム自体は1962年設立、アルソックは1965年設立され、半世紀以上も安心と安全の普及に従事してきている実績と信頼があるからです。
一方で選択肢も増えています。
家電のような安価な値段のカメラが、スマートフォンを使えば外出先からでもスイングさせてカメラ向きを変更したり、録画再生することができるようになるとはつい最近まで想像できませんでした。
通信技術の進歩やスマートフォンの普及でホームセキュリティは警備会社と契約するだけでなく、防犯グッズの利用で個人でも運用できるようになってます。
いずれにしても安心、安全を提供できる装置が今よりももっと身近になって普及し、冒頭で記載したような事件の発生がさらに減っていけばいいなと思います。
最後まで読んでくれてありがとうございます。
それでは、また。