
「ホームセキュリティなんて逆効果でかえってドロボウに狙われやすいよ。」
まれによく聞くフレーズでした。
お金持ちに思われるからかえって狙われやすいというのが理由です。
ほんとにそうなのか?
警備会社に十数年勤務していた経験をもとに説明します。
結論からいうと、「そんなわけない。」です。
ご自宅の周辺が不穏で、ホームセキュリティなどなんらかの対策を考えている、対策しなければならない、といった事があるようでしたら是非最後まで読んでみてください。
決断の一助になるかと思います。
ホームセキュリティは逆効果でドロボウに狙われる
まことしやかに語られていることを聞いたことがありました。
お金持ちに思われるからかえって狙われやすいというのが理由らしい。
でも、警備会社の社内にいると犯行事例や情報は常に通達されます。
わざわざホームセキュリティの家を狙って空き巣や侵入をするという事例が発生していればすぐ伝わりますが、そういった情報を聞いたことがありません。
ホームセキュリティは大手警備会社でもかなり料金は安く、また防犯グッズで環境のみ自作することも可能です。
お金持ちだけが利用するものではありません。
ホームセキュリティは物取り対策だけでなく、プライバシーの侵害から守ったり救命の機能もあることから普通に利用している方も多くいます。
空き巣や侵入に合われた家には、警察が防犯カメラの設置やホームセキュリティ導入をさりげなくオススメするぐらいです。
というわけで、あまり根拠のないお話です。
警備会社に十数年勤めていた時の経験から「さすがに、それはない」といえます。
ホームセキュリティの防犯効果の有無
警備会社に勤務してホームセキュリティを提案導入してきた経験から、空き巣などの侵入対策には有効でした。
複数回の被害を受けた方の家が、ホームセキュリティ導入後発生しなくなるということはよくあります。
それは、ホームセキュリティが侵入や空き巣の抑止力になるからです。
とはいえ抑止力があっても無視して侵入するドロボウもいることはいます。
しかし、そのような不らちな輩からの被害も最小限にすることができます。
窓は割られたけど家の中までは無事だった場合などの例があります。
それは、ドロボウが家の中をゆっくり物色する前に警察を呼ぶことができるからです。
侵入すれば、警報音も鳴りすぐ通報されてしまう。
そんな理由からホームセキュリティには防犯の効果があるといえます。
防犯ステッカーのみで防犯効果はあるのか
何もしてないよりはいいかもしれません。
ただし防犯ステッカーが貼ってあるだけの家かどうかは、よく観察するとわかってしまいます。
例えば、防犯ステッカーがこれ見よがしに扉の真ん中にはってあったり、窓の上下左右の縁にバラバラに貼ってあったり。
それはシールの貼り方が雑でルールがないことや、あるはずの警告ランプがないこと、窓をよく見てもセンサーがついていないことなどが理由です。
防犯ステッカーだけで侵入の抑止効果を得たいのであれば、かなり隙が無いと効果は疑わしいと思います。
こちらの記事では防犯ステッカーの効果的な設置場所についても記載しています。
防犯ステッカーはホームセキュリティと組み合わせて使う
警備会社と契約すればホームセキュリティと防犯ステッカーを利用でき高い防犯抑止力で安全安心にすごせます。
一方、警備会社の契約は月額の費用も高額になりがちです。
今は高性能な防犯グッズを利用して安くホームセキュリティ環境を作ることもできます。
通報は自分でする必要はありますが、センサーが反応すれば警報を鳴らし、関係者のスマートフォンに自動通知、屋内カメラで状況の確認もできます。
市販の防犯ステッカーと組み合わせることで十分な防犯抑止力を手に入れる事もでき安全安心に生活することができます。
ホームセキュリティ環境を自作するすべての手順と運用をまとめていますのでこちらもご参照ください。
ホームセキュリティ環境を自作する全ての手順と運用まとめ【パナソニック スマ@ホーム】
まとめ
ホームセキュリティは防犯に逆効果、お金持ちに思われるからかえってドロボウに狙われやすいというお話の真偽について述べてきました。
警備会社に勤務していた頃の事例では聞いたことがなく根拠のない話です。
ホームセキュリティは侵入や空き巣の抑止力になることからも防犯に効果があります。
以上、「ホームセキュリティは防犯に逆効果?かえってドロボウにねらわれやすい説の真偽」でした。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
では、また。